写真とフレームとエトセトラ 第四回

写真とフレームとエトセトラ 第四回

第四回「新しい窓」

さてさて、フレームとはなんであろうか。

考えすぎてしまう性格の私はその問いだけで「ウーン」と腕を組んで考えてしまうのだが。
簡潔に述べると本来は作品の保護を⽬的とし保存や展⽰に⽤いられる枠のことであります。近年は作家の表現の⼀部としても⾒られることもあり。写真家としても額装(フレームに⼊れること)をどうするかというのは展⽰の都度、迷うところです。

しかし、フレームの出番というのは何もギャラリーに飾る時だけというわけではないのです。ぜひ、みなさんに実践してみてほしいのが⾃宅の壁にフレームに⼊れて飾るということです。

思い出としてはちびっこ時代。写真を始めたばかりの頃、⽗親や弟なども写真を撮り始め、男三⼈、それぞれのフレームに「これぞ!」という写真を季節ごとに⼊れ替えて楽しんでいました。⽣活の⼀部に作品を飾るということをしてみると、⾃宅に新しい窓ができたようで気分がよかったことを覚えています。

そして今でもたまに⾃分の写真を実家に飾ることは続けていて、写真を⼊れ替えるたび、少しばかりワクワクするのです。

InstagramなどのSNSにあげること。そしてコンペディションに出すなどなど…。それぞれの写真の楽しみ⽅が多様にあるかと思います。

しかし、ここらで深呼吸。ご⾃分の写真を飾って愛でてみてはいかがでしょうか。

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